商売の真実を探る③ ~まだまだわからない点が多い~


②からの続き

事実は事実として受け止める必要がある。



私が理解できないだけで、実際にそこに通う多くの人がいるわけだ。



一緒にいた社長は、「大将はああいう人だし、慣れてくりゃあ酒も美味しくなるんだよ。」と言われていた。



もしかすると、お客は「不快で過酷な状況」を楽しんでいるのかもしれない。



私は我慢が大嫌いだが、それはかなりの少数派の日本人だ。



99.99%の日本人は我慢が大好きだ。



だからあえて無意識に毎朝、満員の時間帯に合わせて電車に乗っている。


立ち呑み屋は、皆が大好きな「我慢」を提供しているから、流行っているのではないか? 



私は常々一切我慢しないので、単にその店は苦痛なだけであったが、ほとんどの人は我慢が大好きなので、強烈に我慢を強いてくる店にははまってしまうというわけか?



これが正解かどうかはわからないが、私の中では納得できる仮説だ。



世の中にはまだまだわからないことが多い。


我慢を売って儲けるのは簡単かもしれない。



「何か簡単に売れるものないですか?」とコンサルを求められたら、「じゃあ我慢でも売ってみては?」と答えていいのかもしれない。



しかし、本質的にそれは卑劣な商行為だ。



本当に売るべきものは、我慢なんぞつまらんものではなく、感動だ。

そのほうがはるかに難易度は高いだろうが、とびっきりの感動を売ったほうが楽しいはずだ。



感動こそ、真に売るに値するものだ思う。


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商売の真実を探る② ~まだまだわからない点が多い~


①からの続き

その後も、少し声を出す毎に酒樽で音を鳴らして私を注意してくる。



「ここは酒を飲むところや。おしゃべりはやめてくれるか。」



他にも、少し大きな声で話した客は、店主に注意されている。



みんな、大将と呼ばれるじいさんの機嫌を損ねぬよう、顔色をうかがいながら、体を横にした過酷な環境で言葉を押し殺して酒を飲んでいる。



結局、私は内心の怒りを抑えきれなくなり、一緒にいた社長が気をつかって退店してくださった。



外にはやはり、入店待ちの客がたくさん並んでいた。 



はっきり言うと、

空間は極度に狭く、店も汚く、フード(あて?つまみ?)は量がとても少なく、値段は不必要に高く、味は普通で、

何より店主に執拗に邪険に扱われ、会話の自由を徹底して制限される。



私が全く求めないものがそろっている。



実は普段の私もお客を邪険に扱ってはいるが、その代わり、他では決してあり得ない超割安なサービス(=相場の半額の家賃)を提供している。



なぜこの立ち呑み屋が流行るのか、私は全くわからない。



しかし、流行っているというのが事実だ。

③へ続く


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