知ることより分かることが大事 〜分かれば、知らなくて良い〜
幸いなことに私は、
不動産のことを何も学んでいなくて、
何の知識も身につけていないにも関わらず、
不動産の投資手法について有料で教えることができています。
例えば、「団信が〜」「デューデリジェンス〜」と尋ねられても、
私が「何すか、それ?」とそもそも言葉の意味を知らず、
逆に生徒さんに詳しく教えてもらうことになります。
「2項道路について、」と話し出されても、
「2項道路??」とやはり用語の知識を持っていないので、私が逆に尋ね返すことになります。
しかしながら、質問者よりも私のほうが成果を出しているからこそ、
私は質問され、お金を払ってもらって、教えているわけです。
そして、これは非常に多いケースなのですが、
ものすごく知識を身につけているにも関わらず、
成果を出していない人は頻繁に見かけます。
不動産なら、不動産用語をたくさん知っているのに、
不動産で何も稼いでいない人です。
知識と成果について、分かりやすい例を挙げましょう。
健康の知識がものすごく豊富だけど、ずっと元気がなくて体調不良な人と、
健康の知識は全然知らないけど、常に元気で体力や気力がみなぎっている人がいるとします。
どちらが健康なのか、答えは明白です。
先日も、何人かで山を散策しているとき、
「ここは国立公園ですか?」「何郡何町ですか?」
と尋ねられ、「私は何も知らない」と答えました。
しかし、「ここの川の水は飲めますか?」「あの岩はなぜ不思議な形なのですか?」と尋ねられると、
「はい、水はとても美味しかったです 身体にしみ入るようなきれいな水でした したがって、飲めます」
「その岩の形は、長い年月をかけてあそこの崖から崩れたためです」
などと即答できます。
つまり 私はパンフレットや 本や ネットで調べられる知識は一切持ち合わせていないのですが、
キャンプ王の志村さんと新刊を出します → その関連の宣伝です ← 宣伝だからと変に避けず、ちょっとのぞいてみてください
自分の経験や感覚や勘により、全てをナチュラルに悟り、本質のみを理解しているというわけです。
実践を伴うことが前提ではあるものの、
知識は、すでに覚えたことに関しては、多少は有効です。
ただし、知識を得てしまうことにより、
知識をまだ得ていない分野に関して、余計に全く何も分かりなくなり、
ますます 実践したり体感したり具体的に行動することが不可能となります。
その意味で、知識とは効果よりも弊害のほうが大きいと私は考えます。
また、知識を入れるためには勉強するための労力が必要なので、
単純に時間がもったいないです。
まとめると、物事は知ることより分かることが超重要であり、
分かっているならば、特に知らなくて良いということです。
廃墟不動産投資について、空き家のオーナーから「こう言われたらこう返す」のような知識を、
大量に覚えていっている方がおられます。
私の場合、そんな知識は、私自身が創業者なので全く一つも知らない状況からスタートし、そして成果を上げています
知識って本当に不要です。
ただ物事の本質を分かりさえすればいいのです。
ではどのようにすれば 物事の本質を分かるようになれるのでしょうか?(written by 廃墟不動産投資家)
知ることより分かることが大事 〜じゃあ、どうしたら良い?〜 に続く