大衆(一般人)という特殊民族を解析せよ 前編
さて、この奇特なブログを呼んでくださっている皆さん、
事業を興すとき、ビジネスを考えるとき、 どういうお客さんを思い起こすでしょうか?
財布の紐が緩い人、太っ腹な人、お金を持て余している人、、、
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どちらかというと裕福な人を想定してしまうのではないですか?
しかし、何と、実は、
料亭のお品書きの松竹梅で無意識に竹を選ぶ人、
安い買い物なのに値札を見てしまう人、
混雑しているにも関わらず、新幹線でグリーン車に乗らない人
が、多数派です。
これらの人々を庶民とか一般大衆と呼びます。
お客とか取引先は、宝石商やクルーザーのブローカーなどではない限り、
人口の9割以上を占める一般大衆がメインになります。
その、多数たる庶民は、潜在的に何を思っているのか、どのような暮らしを送っているのか、
日々観察し、調査することが重要です。
私を含め、私のブログの読者さんからすれば、 もはや特殊部族のような存在の一般人(庶民)について、
私なりに観察して研究し、つかんできた特徴をいくつか挙げます。
まず、大衆は、リスクでないことをリスクと捉え、その思考自体がリスクであることを知らないです。
極小の、まず起こり得ないレベルのリスクを恐れる度合いが異常です。
典型的なのは、日本人のコロナ騒動や台風への過剰反応です。
今年はようやく少しマシになってきましたが、
2020~2023年は日本人だけなぜかほぼ全員、
顔の大部分を白い布で覆い隠していました。
台風について、5~6年前からは、気象庁が責任回避路線に舵を切りました。
どんな弱い台風でも、「数十年に一度の猛烈な勢い」などと大げさに表現し、
毎回、多くの人がまともに恐れたり、電車が運休したりします。
沖縄の人はよくご存じなのですが、台風は本州には来ません。
安い給料でずっと不満なのに会社を辞めない人も、
リスクでないことをリスクと捉え、その思考自体がリスクであることを知りません。
つまり、会社を辞めるのは大きなリスクだと捉えてしまい、
現状を維持し続けるのがその人にとって最悪の選択であることを、知らないのです。
また、メディアの言うことをそのまま信じ、非常に洗脳されやすいのも一般大衆の突出した特徴です。
19世紀のドイツの哲学者であったニーチェは、大衆を、堕落した家畜の群れと表現しました。
20世紀のドイツの指導者であったヒトラーは、 知的水準の低い大衆は権力を得るための道具に過ぎぬ、と言い切りました。
これらの言葉を道徳的に批判せず、大衆の本質を的確に表した賢者の言葉として捉えるべきです。 後編へ続く