商売の真実を探る② ~まだまだわからない点が多い~
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その後も、少し声を出す毎に酒樽で音を鳴らして私を注意してくる。
「ここは酒を飲むところや。おしゃべりはやめてくれるか。」
他にも、少し大きな声で話した客は、店主に注意されている。
みんな、大将と呼ばれるじいさんの機嫌を損ねぬよう、顔色をうかがいながら、体を横にした過酷な環境で言葉を押し殺して酒を飲んでいる。
結局、私は内心の怒りを抑えきれなくなり、一緒にいた社長が気をつかって退店してくださった。
外にはやはり、入店待ちの客がたくさん並んでいた。
はっきり言うと、
空間は極度に狭く、店も汚く、フード(あて?つまみ?)は量がとても少なく、値段は不必要に高く、味は普通で、
何より店主に執拗に邪険に扱われ、会話の自由を徹底して制限される。
私が全く求めないものがそろっている。
実は普段の私もお客を邪険に扱ってはいるが、その代わり、他では決してあり得ない超割安なサービス(=相場の半額の家賃)を提供している。
なぜこの立ち呑み屋が流行るのか、私は全くわからない。
しかし、流行っているというのが事実だ。
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Comment
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話がおもしろい展開になってきましたね^^
続き(完結編)が楽しみです!
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>M.ドライさん
お久しぶりです!
もったいぶっているだけです☆
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現時点での感想は
廃墟不動産投資家様は社長に対して、なぜこの店が好きなのか聞かないのだろう。
社長はこの店に入る前にクセがあることをなぜ告げなかったのか?
もしくは店の中でボソっと店の事情を話してくれれば店を出ることは無かったのに。と、疑問が残ります。
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>太郎さん
その答えは、、、明日書く予定です!