電車の座席の譲り合いと、経営の心構えについて
電車で、席に座っている若者の前に、おじいさんが立った。
若者は、慌てて席を譲った。
このおじいさんは、「わしは立っとる方が楽なので、このままでいいですよ」と答え、座らなかった。
比較的混雑しているにも関わらず、そこは空席になった。
次の駅から人が多く乗ってくるが、おじいさんが立っているために、ずっと空席のままだ。
私は4席隣に座っていたが、さらに隣のおじさんの息がネズミの腐乱死体に似た悪臭がしたので、その空席に移動した。
譲り合い・譲り合い・遠慮・謙虚の度合いが過ぎて、みんなくたびれる思いをしている。
賃貸経営にも、一般企業経営にも同じことが言えないか?
(外交において我が国が損ばかりしているのも同じ構図のように思うが、話がそれるのでやめておく)
遠慮ばかりして、当然得られる利益や休息を逃し、損ばかりしている。
私のことを、「おじいさんが前に立っているのに不謹慎」という人がいるはずだ。
しかし、私はおじいさんが「立っているほうがいい」という意思を確認している。
「そうは言ってもこのおじいさんは内心、座りたいと思っているんじゃないかな。。」と考えて、いつまでも席を譲り続けるのは、おかしい。
賃貸経営や企業経営に困っている方々は、
この日本人の「過剰美徳」の度合いを少し希釈してみるだけで、すぐに黒字化するんじゃないか?
と思う。
いつもながら「暴論」と指摘されそうだが、ふと、そう思った。