好景気の弊害( 京都からのご報告 )
京都からのご報告ですが、景気が良すぎるのも困ったもんです。
消費税が上がっても、まだまだ景気は冷えませんね。
金余り・人不足、建設ラッシュ、殿様商売。
私の扱っているボロ屋敷にも、景気爆上げの弊害が押し寄せてきています。
オーナーから、「売りたいから、申し訳ありませんが、契約は今年の10月で終わりにさせてくださいね。違約金は惜しまず払います。」という類の報告が3件。
「家を建てる」
「アパートを建てる」
「マンション・ビル用地として売却する」
こういうことを決意するオーナーが増えてきています。
これだけ建物がたくさんあるのに、まだまだ新築に走ることが私には信じられませんが、
好景気で金余りのこの世の中、それも仕方ないのかもしれません。
新築が増えれば増えるほど、空き家が同じだけ増えるので、私の活躍の場もどんどん増えるのですが、
それにしても、まだまだ使える住宅をどんどん取り壊すのはもったいないと思います。
耐震の重要性がよく指摘されます。
しかし、つぶれない家を作ることより、
物をあまり所有せずにいかに逃げやすい生活空間を維持するか、
の方が大事だと思っています。
この考えを建築士系の方に述べると、やはり全く相手にされません。
相手にされない度合いは、それはもう、極論中の極論として、論外以下の扱いです。
私の思考は、約20年、未来にズレています。
今は、景気が良過ぎます。
首都圏ほどではないものの、関西では特に京都がすごい。
(客不足で困っている人がいたら、京都でビジネスを始めれば高確率でうまくいきます。
単なるハンバーク定食を、舞妓ハンバーグ定食(舞妓はん=舞妓さん、ということです)と名前を変えると、普通に倍額で売れます。)
しかし、金余り・人不足だからといって、じゃぶじゃぶお金を使って人を雇ってしまうと、しばらくしてから後悔することになります。
とりわけ、新築を建てまくるなんて恐ろし過ぎます。
私は不動産投資業界では超ハゲタカなので、そういうリスクには異常に敏感です。
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Comment
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以前従姉妹がフランスに留学していた頃、うちは築80年くらいなので、まだ新しいくらいだと話していたのを思い出します。
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>しゅうしゅうさん
ヨーロッパはそういう価値観ですね!
日本は地震があるからそうはいかないとしても、
逃げ方を日常から訓練しておけば、古い家でも安心して暮らせるはずだと思っています☆