不動産ビジネスと心配・不安の本質について
不動産投資をはじめ、何かビジネスを始めるときに、
火災とか、他人に身体的障害を与えた場合とか、地震による死傷の賠償責任
を気にする方が非常に多い。
気にしない人はほぼ皆無だ。
私は全く気にしなかったが、そんな人は1000万人に1人ぐらいだろう。
ただ、不動産投資をはじめ、ビジネスにおいて、
火災とか、他人に身体的障害を与えることとか、地震による死傷の賠償責任が発生することは、
限りなくゼロに近い。
普段から何かと破天荒な人であれば、少しの確率は存在するもしれないが、
平凡で一般的な人に、そんなcatastrophe(すなわちtragedy)はまず起こらない。
もっと確率が高いことを心配すべきだ。
実は、
成功している人 成功しつつある人 将来成功する人
は、確率の超低いことより、確率がまあまああることを心配し、きっちり対策を練っている。
確率がまあまあ高いこととは、
夫婦喧嘩
交通事故
親戚や近所との口論やトラブル
風邪やインフルエンザ、病気
毎日が忙し過ぎてくたくたになって、体調を崩すこと
TVばかり観たりネットサーフィンばかりして、いつの間にか気付いたら、じじぃになって人生が終わること
満員電車で苦痛な時間を過ごすこと
のようなことだ。
ちなみに、物件の瓦が飛んで通行人を死亡させる確率は0.00000000000000000000000000007%だが、
普通に自転車をこいでいるときの事故の確率は、0.26%ぐらいありそうだ。
夫婦喧嘩で日々の生活がボロボロになる確率は、11.6%ぐらいありそうだ。
そして、最も気を付けるべきは、病気。
これは全てに優先して、気を付けるべきだ。
0.00000000000000000000000000007%のことばかり気にしている人は、
もっと確率の高い、0.1%以上起こりそうなことの対策を寝る方が良いと思う。
つまり、物件の瓦が飛んで通行人が死亡することよりも、風邪をひくリスクをもっと心配して、
公共機関でマスクを着用したり、帰宅したら毎回手洗い・うがいを励行したりすべきだ。
「そうは言っても、万が一の、もしものことがあったらどうするんだ!」と心配になる人は、
保険会社の華麗な本社ビルへ足を運んでみることを、お勧めしたい。