私が善人扱いされる理由
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私は、廃墟不動産投資という秘技を使って、
物件を購入せずに家賃だけをゲットしている。
初期費用は工事代のみ。
しかも、そんなに工事しない。
清掃とゴミ処分が中心。
初期費用は10万ぐらいが平均だ。
一軒あたり、毎月の利益は2万程度。
投資資金は半年ほどで回収できる。
暴利だと思われるかもしれない。
そして、そんな暴利だと、悪人扱いされていてもおかしくないのだが、
なぜか、オーナーからも入居者からも、善人扱いされる。
私は、悪人ではないが、全然善人でもない。
基本はまじめさが足りないので、悪人の部類かもしれない。
今日は、入居者からなぜ善人扱いされるか、一つの例を述べたい。
入居者で、80代後半の老夫婦がおられる。
この老夫婦は、1980年代後半のバブル経済のとき、従業員300人以上の経営者であった。
雑誌にも幾度か、やり手社長として取り上げられたそうだ。
しかし、2000年代に入って、時代に付いていけずに倒産。
その後は細々と年金暮らしをされている。
去年の夏、それまで住んでいたアパートが建て替えのため、退去せざるを得なくなったらしい。
その老夫婦は、何も知らずに賃貸住宅探しを始めた。
そこで、老夫婦は、自分たちがどこの不動産屋に行っても門前払いされる存在だと知る。
おじいさんの方は、元社長だけあって、
「落ちぶれても、わしは元**の創業者だ!そんなわしが、家賃を払わぬ訳がなかろう!」
と営業マンを叱咤したこともあったらしい。
しかし、いくら怒っても頼んでも、賃貸屋さんには相手にされない。
この老夫婦は困り果てていた。
「これほどまでに、わしらは信用されなくなったのか、、、
もうそんなに先は長くないから、死んでしまおうか」
とも思ったらしい。
風の噂で、私のことを聞かれた。
私に問い合わせしてこられた。
「80歳を超えているが、受け入れてくれるのかね?」
普通に、淡々と受け入れた。
「ボロい箇所はご自分で
お直しくださいね」とだけ、お伝えした。
そもそも、80歳以上が何のデメリットがあるのか、考えたこともなかった。
その老夫婦は、常に私のことを善人扱いされる。
入居された後、その物件で起きた水道トラブル(壁から水噴出)も、
「冷蔵庫に貼ってあるマグネットに書かれている、どこかの水道屋さんに連絡してください。
ちなみに多少はぼったくられますので、できるだけご注意ください。」
と、受け付けなかった。
それでも、感謝される。
「何だかんだ言って、彼はわしらを受け入れてくれた。何て善い人なのじゃ。。」
大して善人でもない私が善人扱いされるのは、
単純に、不動産の常識の欠如に他ならない。
不動産の常識が欠如していることにより、入居人に感謝され、管理コストがかからなくなり、
利回りも150%を超えるのなら、
私は喜んで、今後も不動産の常識が脳内に入ってくるのをpreventし続けようと思っている。