過剰に、家賃の滞納者や怠慢による貧民を保護する、日本の法制度との向き合い方
ある大家さんの話です。
家賃を滞納されて裁判を起こし、無事に強制執行を勝ち取って、
法のルールに則って正式に全ての物を搬出し終えたその翌日、
鍵を破壊し再び滞納者が戻ってきて、何事もなく物件に居座り始めたそうです。
何と、大家でありながら、追い出すことができないみたいです。
警察も民事不介入で、追い出すには再び裁判を起こす必要があるらしいのです。
私も少し類似した経験を持っています。
大阪市で強制執行したときの執行官が驚きの態度でした。
滞納者が夜逃げし、裁判を経て強制執行している当日、
糞尿を含む大量のゴミを業者の多くのスタッフさんたちが顔をしかめながら搬出しているとき、
大家である私が彼らを激励するために、
自分の持ち家である物件に入ろうとしたところ、
まるで資本家階級と天皇制打破を至上命題に掲げているかのような顔付きの執行官がものすごい形相で駆け寄ってきて、
「お前は誰だ!ここからは私有地だ!一歩も立ち入るな!」
と私を怒鳴りつけました。
「ここは私の物件で、私は債権者で大家です。部外者ではありません。当然ながら入りますね。」
と答えると、体を張ってバリケードし、
「ここは占有者の物件だ!大家であろうと全く関係ない!一歩でも立ち入ると公務執行妨害で検挙する!」
と全く中に入れてくれませんでした。
「いや、私が裁判し、私が勝訴して、今、このように搬出作業が進んでいるわけですよ。その理屈は頭がおかし過ぎますよ。」
とまともに反論しましたが、全く聞く耳を持ちませんでした。
※そんな理不尽な命令は無視して裏口からこっそり入ったのは言うまでもありません
久々に、過剰に家賃の滞納者や怠慢による貧民など無法者を保護する日本の法制度を、目の当たりにしました。
多くの方がよくご存じの通り、我が国は生活保護に代表されるように、
貧民であると公式認定されると、経済的にフリー、つまり超楽勝モードになる社会制度を持っています。
さすがに事業で成功した人や代々の大金持ちも、貧民に劣らず経済的にフリーであるわけですが、
そのどちらでもない、大多数の一般の人々が一番損しているわけです。
嫌な仕事を我慢して一生懸命働いて、生活保護の実質年収と同じ500万未満なら、
ごく一部とは言え、
生活保護で悠々自適な暮らしのほうがましだと、開き直る人が続出するのも仕方ありません。
借金した者が債権者に偉そうに振る舞い、
金を盗んだ者が金を取られた人を怒鳴り付けることを正当化する、
日本の役所や公務員や、法を司る裁判所や弁護士は、
基本的に無法者や貧民を善人の象徴として取り扱う傾向が強いです。
真面目に働く大多数にはとても不平等な仕組みです。
健康なのに働かずにパチンコ暮らしでダラダラ生きる人や、
家賃を払わずお金を借りてもすっとぼけて全然返さないような悪人を、
実のところ、日本の社会制度が強力にバックアップしていると言えます。
ちなみに私は、義憤を持って悪人とか貧民をバッシングしたいわけではありません。
「働くのめんどくせー 生活保護で悠々自適にYouTube三昧」
という人達に対して、特に私は何の感情も持ちません。
また、役所や公務員が悪人とか貧民を神聖視する傾向を、ことさら糾弾するつもりでもありません。
もちろん、大多数の善良な人たちが、無法な悪人や怠惰な貧民となって社会制度的に法の下で大切に保護され、
あまり好ましくない手段で豊かに生きることを推奨するのでもありません。
私がお勧めしたいのは、
大多数のただ真面目なだけの中途半端な不遇の一般大衆を抜け出し、
工夫を重ねてしっかりまっとうに稼いである程度成功して、
法的な保護や社会制度のえこひいき無しでも十分豊かに生きていけることなのです。(written by 廃墟不動産投資家)
関西の都会で4部屋を全部まとめて月額1.9万(1部屋あたり4750円)は、さすがに絶対あり得ない!!