いまだに不動産バブル絶頂の極み?不動産の好景気はさすがにそろそろクライマックス
私は普段は比較的旅しながら暮らしているので、
京都に10日ぶりぐらいに戻ると、
短期間で街のあちこちが様変わりしていることに驚きます。
本当に無限にどんどん、古い家が取り壊しになり、
「旅館業建設予定」の看板が次々に掲げられています。
京都ではいまだに不動産バブルが継続していて、
まだまだ地上げのような買い占めが頻繁に起きており、
私が借りて貸している物件もどんどん買われてしまっています。
京都に住む人は少子化でどんどん減っているのですが、
ひたすらホテルや旅館の用地として買われているので、
上げ止まることなく地価が高騰しています。
私が3万で借りて4.9万で貸していたような昔ながらの古い町家は、
業者がオーナーから5千万で買って1億で旅館を作って2億5千万で売るといった取引により、
どんどん消滅しています。
古い時代のごとく、悪質な嫌がらせによる住人の追い出しのような事例は聞かないものの、
逆に、開発業者が大金を積んで住人を退去させるような交渉が多く見られます。
不動産投資を手がける人は成功者が続出中で、短期間で億万長者のようになった事例もものすごくよく耳にします。
しかしながら、このような不動産の好景気はさすがにそろそろクライマックスを迎えるものと思っています。
何だかんだでかなり長続きしていることが意外なのですが、
東京を除いてざっくり言えば、日本の社会が高齢者と観光客ばかりになっているわけで、
先週、ハーバービジネスオンラインに掲載されました
「借金なし、自己資金なし」「物件を自ら購入 しない」常識を超えた不動産投資法とは?
いつまでも不動産の需要が上がり続けることは考えにくく、
いずれどこかでこのバブル状態が破裂してしまうのはほぼ確実と言えます。
数年経てば、家を持て余して困っている高齢のオーナーが大量に出現してくるはずなので、
それまでは不動産投資に関してはあまり動かず、静観しておこうと考えています。
つまり、2020年代の不動産バブル完全崩壊後の不景気に備えて身軽になっておくべき、という方針なのです。(written by 廃墟不動産投資家)