物件無料ゲットと廃墟不動産投資における非常に重要な観点
結局、物件無料ゲットと廃墟不動産投資の目的は単純に稼ぐことであり、数を増やすことではありません。
最初の一軒は単純に経験のために、儲からなくても手がけてみるのは悪くないのですが、
廃墟不動産投資において、家賃利益の取れない、いわゆる薄利の条件で物件を増やすことは本当に避けるべきです。
具体的には、私は2万で空き家の鍵を借りて10~20万で直して4万で貸すことを推奨していますが、
実践者さんの中には、そうした条件になかなかあり付けないのでつい焦ってしまい、
6万で借りて20万で直して6.5万で貸そうとするとか、
2万で借りて100万で直して4万で貸そうとするなど、
かなり低い利回りであってもとりあえず手がけようとする人が跡を絶たないのです。
言うまでもなく、ただ忙しくなるばかりであまり儲からない取引は全然お勧めできません。
儲からない4つの物件より、儲かる1つの物件のほうが遥かに理想的です。
野球で例えるなら、2アウトランナー無しの状態でシングルヒットを売っても点が入らないのに対し、
満塁の状態でホームランを打つと一気に4点入るような違いです。
物件無料ゲットも同様に、過疎地の接道していない山林をサクサク4つ取得するより、
一般的な投資家が数百万払って買っているようなちょっと郊外のやや古い程度の戸建てをじっくり1年かけて手に入れるほうが確実にお得です。
旅行でのガイドさんに例えるともっと分かりやすいですね。
汗臭くて話がクドいおっさん10人に案内されるより、
優しそうな美女(イケメン)にマンツーマンで説明されるほうが誰でも嬉しいかと思いますが、
それと話の構造が同じです。
数式にすると、
0.1×10 < 10×1 (多くの低スペックより、一つの高スペックのほうが勝る)
となります。(written by 廃墟不動産投資家)