白い目で見てくる人の正体
廃墟不動産投資とは、空き家を見つけてオーナーを探し、
自分が直すことを提案して入居者からの家賃の半分ほどを得るという手法です。
その初期段階である、空き家やオーナーを探すとき、近所の人に聞き込むわけですが、
不審者として扱われるとか、白い目で見られる、などと言う実践者さんがおられます。
私はその感覚を過去に一度たりとも理解できていません。
そもそもなぜ、相手の心や感情をそのように正確に読み取れるのでしょうか?
もし読み取れるのであれば、廃墟不動産投資どころか、あらゆるビジネスや人間関係が完璧に構築できるはずです。
相手が白い目で見てくるとか、自分のことを怪しんでいるなど、
実際には絶対に証明できません。
「私のこと、白い目で見てます?」「私を不審者と思っていますか?」と質問しても、
返ってくる答えはいずれにしても「NO」です。
白い目で見られていても、全く見られていなくても、
仮に尋ねたとするなら必ず「NO」という返事となりますし、
もしも「YES」なら、そのように正直に答えてもらえている時点で怪しく思われていないこととなります。
友人同士で、「俺って怪しい?」「うん、怪しいよ!」とやり取りしているなら、
その2人には信頼関係が構築されており、本当に意味では怪しく思われていません。
このように、相手から白い目で見られているかどうかは、実際には証明しようのない妄想であり、
完全なる自分の思い込みです。
白い目で見られているかどうかは、
ブサイクだと見られているかどうか、
頭がおかしいと思われているかどうか、
感じの悪い人だと思われているかどうか、
などと同じく、相手の頭の中にしか答えは存在せず、
それをこちらが勝手に証明したり判断したりすることは不可能なのです。
よって、「不審者と思われた」「怪しまれた」「白い目で見られる」などとネガティブに捉えるのは、
全く無意味な自意識過剰の妄想なのです。
試しに、電車やショッピングモールをマスクせずに利用してみてください。
億万長者・反社系・精神異常者の3パターンの人以外は、
「白い目で見られる」「人の視線が耐えられない」「不審者だと思われる」などと勝手に決め付けてしまい、
ものの数分も素顔をさらせないでしょう。
しかし、実際、多くの人は、電車だとゲームやLINEでスマホばかり見ていますし、
ショッピングモールは自分の買いたいものを探す人ばかりです。
乗客や通行人の顔をいちいちチェックしていません。
もしあなたが40代以上のおじさんなら、
夜道で短いスカートの女子高生が前に歩いていることを想像してみてください。
おそらく、「後ろをぴったり歩いていたら痴漢だと思われるからちょっと立ち止まろうかな」などと思うはずです。
しかし、それは「自分は痴漢だと思われる不審者だ」と勝手に決め付けているだけです。
前に見えているのが短いスカートの女性だろうと、おじいさんだろうと、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークだろうと、
自分の歩く速度を変える必要など全くありません。
今回の記事の結論を述べます。
ずばり、この現実世界において白い目で見てくるのは、いつも泣いている岩柱の人しかいません。
もっと、言葉の表現をより物理的に考えましょう。
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2022 01 25 廃墟不動産投資家(written by 廃墟不動産投資家)