2020年代のビジネスの展望
先日、有能な経営者さん達とバーベキューしながらあれこれ楽しくおしゃべりしていたのですが、
すでに事業でかなり成功し、お金と時間を持て余している数人の方が、
これからの数年間でどんなビジネスを手がけるか、楽しくアイデアを話されていました。
独創的なトレーニングジムとか、珍しいスタイルのオンラインサロンとか、
最先端のネットの稼ぎ方とか、安くてもものすごく美味しいパン屋さんとか、
おしゃれな洗練された人達が集うシェアハウスなど、
素晴らしい内容ばかりでした。
しかし、私が感じ取ったのは、頭の良い人が考案する素敵なビジネスでなければ、
今後の日本では稼げないというレッドオーシャン的な本質です。
上記の一例で言えば、
独創的でない標準的なトレーニングジムとか、
ありきたりなスタイルのオンラインサロンとか、
今まで通りのネットの稼ぎ方とか、
平均的な値段と味のパン屋さんとか、
普通の人しか来ないシェアハウスは、もうまともには稼げないということです。
北朝鮮の人民が、全員同じ格好と表情で「将軍様マンセー」と叫んでいたら、
日本では気持ち悪いと感じる人が多数かと思いますが、
日本国の人民が、どのような場所でも全員マスクで永久に顔を隠していたら、
世界では気持ち悪いと感じる人が多数かと思います。
非合理で非科学的で論理性が欠如し、
周囲の顔色ばかりうかがって無駄ばかり積み重ねる民族が、まともに繁栄できるはずはありません。
本来、独創的でない標準的なトレーニングジムでも、
ありきたりなスタイルのオンラインサロンでも、
今まで通りのネットの稼ぎ方でも、
平均的な値段と味のパン屋さんでも、
普通の人しか来ないシェアハウスでも、
それなりに稼げて生活できるのが、健全な先進国です。
今後はますます老人の割合が高まっていき、
さらに非合理に、非科学的で論理性が欠如し、
周囲の顔色ばかりうかがって無駄ばかり積み重ねることが増えていきます。
ほとんどの人が同調圧力に屈し、日本が我慢と不信に満ちた陰湿な監視社会であることは、
国民全員永遠マスクという国際的に異常な光景に現れています。
さらに、非効率と根拠なき無駄が称賛される社会では、無意味なコンプライアンスばかりが激増します。
この日本という滅びゆく国で、上記のような有能な経営者ではない、
ごく普通の平均的な人が稼いでいくには、
人口が減って滅びゆく国に自然と激増する、朽ち果てていくボロ屋を扱うしかない、と私は考えています。
それ以外で、ごく普通の平均的な人が、
独創的でなくありきたりなスタイルで、
今まで通りで大して工夫せずそれなりに稼いでいくためには、
滅びゆかない国、すなわち健全な先進国でビジネスしなければなりません。
それは具体的には、アメリカで寿司屋を経営したり、フランスで木彫りの熊の置物を販売したり、
ネットで欧米向けに侍グッズや着物を売ったりするとか、
極めて普通で誰でも思い付くようなビジネスのことです。
つまり、あなたがとても優秀だったりカリスマ的な人だったりしない場合、
手がけるべきビジネスは大まかに、
滅びゆく国の朽ち果てていくボロ屋でしぶとくリッチに稼ぎ続けるか、
滅びゆかない国で滅びゆく国の素晴らしい過去の文化や遺物を提供したり販売したりするか、
という2択となります。
日本でのボロ屋ビジネスとは、
放置された空き家を、安く買うか、無料でもらうか、金をもらって引き取るかして、
あまり金をかけずに貸したり売ったりすることです。
無料で借りて激安で貸すとか、あえて所有しなくても稼げます。
空き家に放置された木彫りの熊の置物は、ネットで欧米の人達に売れば芸術品として高い値が付きます。
日本では、朽ち果てていくボロ屋以外のビジネスは供給過多で、需要がどんどん減っていきます。
日本でボロ屋を扱うビジネスについてそろそろ考え始めてみるか、
自由で豊かな先進国でダラダラ楽して笑顔で面白くふざけたことばかりして遊んで暮らしていくことのどちかかを、
一度視野に入れてみてほしいと思います。(written by 廃墟不動産投資家)