廃墟不動産投資家のボロ屋のリフォーム論説 ~前編~
よく、初対面の方に職業を聞かれた時、一言で「不動産」と答えています。
また、時々、詳しい内容は知らないものの、
ただ私のことを「 廃墟不動産投資家」とだけ認識していただいている場合もあります。
その場合、「 廃墟不動産投資」という名前から「廃墟を買って再生されておられるのですね」と言われます。
そこで、「廃墟ではないですし、買ってもいないですし、直してもいないです」と私が答えると、
経営者の方ならたいてい、「え??それってどういうこと??」と興味を持って質問してくださいます。
ちなみに、めったに自分の職業を一般の人に話すことはありません。
過去に何度か、ごくごく普通の人に「 廃墟不動産投資家です」と答えたことがありますが、
「は??」という感じであまりにも興味を持ってもらえないので、
今はもう話さないようにしています。
現在、ネパールに滞在しているのですが、
自分のやっていることは、ただ海外放浪したり、
国内ではあちこち田舎の別荘や地方都市をブラブラ巡っていたりするだけなので、
仕事を尋ねられたら、ニートとか無職などと答えるようにしています。
こう言うと、不思議なことに、経営者や金持ちの方からはなぜか尊敬され、
一般的な人からはけげんな顔をされて軽蔑されます。
前置きが長くなりましたが、 廃墟不動産投資でも一般の築古戸建て投資でも、
ボロい物件を扱うわけなので、やはりリフォームしないといけません。
当たり前ですが、ボロ屋はほぼ全員の方がしっかり直そうとされます。
つまり、金をかけてリフォームするわけです。
ただ建築士や芸術家でない限り、
投資家や事業家が多額の金をかけてボロ屋を非常にきれいにすることに、何の価値もありません。
「金をかけてきれいにすること」は、「金をかけないできれいにしないこと」と同じです。
この意味が分かりますか?
つまり、結果として何も儲かっていないわけです。
私は高校生の時に、先生に、「クラスで一番勉強して、クラスで一番成績の良い奴」は、
「クラスで一番勉強しないで、クラスで一番成績の悪い奴」と同じだと言って、
「頭がおかしい奴」認定されたことがあります。
その例で答えを明かすと、「賢さ」とは、いかに勉強しないで良い成績を取るかで決まります。
「クラスで平均程度に勉強して、クラスで三番目に成績の良い奴」は、
「クラスで一番勉強して、クラスで一番成績の良い奴」よりも賢く、
「クラスで平均程度に勉強して、クラスで三番目に成績の悪い奴」は、
「クラスで一番勉強しないでクラスで一番成績の悪い奴」よりも馬鹿なのです。 後編へ続く
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2023 06 17 廃墟不動産投資家(written by 廃墟不動産投資家)