人を動かす思考 〜人類は3種に分かれる〜 後編
中編からの続き …ことを決して口にしません。
昨今は原材料代の高騰で値上げしないと店は成り立たないけども、
なぜか価格を据え置いて赤字にて経営し、
忙しいのにひもじい思いに耐えているような自営業者も街角では散見されます。
欧米や中国などの合理的な人々や、
私やこのブログの読者さんなどは、
5月21日(火)16~17時 (ライブ配信)現場見学会 in 新潟市西区 参加費1万 終了後、軽く懇親会かお茶
私が預かっている空き家2軒をお見せします 今後の対策についてシェアします
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このような全員が損する謎の慣習や思考には、
明確に不同意であるはずです。
このような、地球上では非常に特殊ではあるけども、
日本では多数派を形成してしまっている、
ネガティブで無益な価値観を持つ人民をどのように動かすのかは、
なかなか難しい問題です。
セオリー通りで考えるならば、こちらのデメリットを提示することです。
彼らはLoseかどうかで動くので、
当然ながら、自分または相手または両方が損することを選択します。
例えば、 物件無料ゲットであれば、
「今は少子化で物件の活用方法も少なく、固定資産税もじわじわと負担になり、
私は経済的にも精神的にも徐々に困っていくのですが、
人生はそんなものなので、責任を持って何とか耐え抜きたいと思います」
などと、物件の所有に関する自分のデメリットを説明するわけです。
世界では存在しない、日本での多数派であるこの1億人の特殊派の人々は、
なぜか、「責任」を負うことに、まるではりつけの罪を着せられるがごとく極端に恐れています。
つまり、特殊派の人々にとって、責任とはデメリットの象徴であるような概念です。
そこで、彼らを動かすには、こちらがLoseとなっていると感じるよう、
「どのようなことが起きても、私が責任を持ちます
近所の人からのクレームは全て私が対応します
役所からの通知は必ず私が受け取ります
火事や災害などあらゆるリスクを私が背負います
どんなに損して経済的に大変な状態に陥っても、それを私は受け入れます」
と、自分に何もかも責任が発生することを強調します。
そうすれば、日本特有の特殊派の人々はこちらの提案を受け入れやすくなると思われます。
多数派である、世界の60億人や日本の1200万人には、
「毎日が夏休みで、幸せで気持ちよくて楽しい生活」みたいなことを話すと、
喜ばれたり憧れられたり、そうした方法について学ぼうとしたり、
何らかの行動が起きます。
日本にはいないのですが、少数派である、世界の20億人に対しては、
アッラーとか聖書を引き出しにして何かを語ります。
世界にはいないのですが、特殊派である、日本の1億人には、
「仕事は義務を果たして消耗します、結婚は我慢です、育児は苦労です、あらゆるトラブルやクレームには責任を持ちます」
などと、こちらのデメリットを説明すると、
ビジネスや提案を成立させる確率を上げられます。(written by 廃墟不動産投資家)