入居者の同時多発的退去問題 その3

廃墟不動産投資家の村上祐章です。
その2からの続き まずは一例を挙げます。
廃墟不動産投資ではなく、ボロアパートの収益物件で私が購入した時に、すでに住んでいた人です。
ボロアパートの1部屋に、割と高い家賃で、
そして、生活保護でもなく、近所でしっかり働いてる方で、
しかも、雨漏りの他、あちこち設備がボロボロになりながらも、
全く文句を言うことなく、ずっとそれなりの家賃、
つまり、その人にとっては割高で住んでおられました。
私は、雨漏りは屋根から止めたものの(←グレー色のシート) 、
入居者から雨漏り跡の部屋の写真を見せてもらうと、
全体があまりにも汚いので、改めて訪問し、
直接、こちらの負担でのリフォームを提案しました。
ちょうど1つ、その方のために提供できる空室が出ていたのですが、
提案したリフォームは頑なに拒まれたので、
そのまま、何もしなかった次第です。
共同住宅なので、廊下でタバコをポイ捨てする人、
ゴミ出しのルールがむちゃくちゃの人、
いつもなぜか罵詈雑言を声に出している人など、
低い家賃に比例した人が多い中、
その入居者は、ボランティアで廊下をお掃除したり、
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私との連絡のやり取りも 非常に丁寧だったりと、
とても優良な方でした。
家賃も月末の5日前に振込されます。
しかしながら、先月、退去の連絡を受け取りました。
入居者から退去の連絡が来ると、
私はいつもその理由を尋ねていますが、
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勤務先が変わったとか、他に住みたい家が見つかったとか、
いろいろなことを聞きます。
この方の場合は、何も言われませんでした。
理由を尋ねても何も言わない人が結構、多いです。
そのパターンは、温厚な人が内心は不満を持っているケースです。
それを分かりながらも、勉強のため、学びのため、
という理由でしつこく聞いてみました。
やはり、かなりの老朽化に我慢できなくなった、というのが理由でした。
その方は婚約者ができたらしく、このままだと家を見せられない、
みたいなことも言っていました。
クレーマーの逆で、文句があっても言わないパターンです。
当初は私から、あまりにもボロいのでリフォームを提案したわけですが、
それでも要望を口にしない人が多いわけです。
ちなみに、これは日本人に限る現象だと思います。
今後、そうした場合の退去を防ぐには、
しつこく「どこか直してほしいところはないですか?」と定期的に何度も尋ね続けることが重要だと思われます。
ボロいまま割高の家賃でずっと住んでくれると、
貸主としてはお得なわけですが、
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サイバー攻撃か何か不明ですが、
今年の3月頃から、ネット検索では私のブログは全く見つけることができない状態となりました。
やはり、それが永続する人はたいてい、
一般的ではない、特殊な事情を抱えておられます。
刑務所から出てきた人とか、ペットを大量に飼っているとか、
表立って言えない仕事をしている人とか、
そうした入居者を除き、
一般的な人の場合は、割高なまま住み続けることは少ない、と考えるべきです。
最近は友達の少ない人が増えていますが、
それでも、職場の誰かと話して、
同じ家賃なのにその人の部屋が新しかったり、
同じボロさなのにその人の家賃がもっと安かったりすると、
引っ越しの自由が利く入居者は、
他のところへ移ろうかという気持ちが出てくるのだと思います。 その4へ続く (written by 廃墟不動産投資家)