なぜ仕事でペコペコするのか?
ペコペコして仕事するのは、全然お勧めできない。
「弊社をお選びいただきありがとうございます!!」
とペコペコすることはない。
私は、入居者に対しても、オーナーに対しても、ボランティアさんに対しても、
「貸してあげている」「借りてあげている」「遊んであげている」
という認識だ。
もちろん、普段はそんな素振りは見せないのだが、
もし何か文句を言われたとき、全くペコペコしない。
オーナーがもし家賃の増額を要求してきたら、
「じゃあ、今までの工事代を全額、利子を付けて払ってもらいましょうか!」
と返すし、
入居者が「シャワー室に防水カーテンぐらい付けてほしい」と言ってきたら、
「じゃあ、付けるから一般的な家賃に上げますよ!あなたにそんな財力あるんですか?」
と返す。
工事のボランティアさんが交通費を請求してきたら
「じゃあ、交通費払いますけど次のイベントはもう教えませんよ!いいんですか?」
と返していた。
もっとも、一部の入居者以外、ほとんど全て、関わる人には価格以上の価値を提供しているので、
「誰にでも文句を言う人」を除いて、文句を言われたことは、あまり無い。
入居者によっては、めったに見たことのない、あまりのボロさゆえに、不満に感じられるかもしれないが、
一般的にはどう考えても、家賃を大幅に相場以下に設定しているので、
貸主としてはかなりの自信があるのだ。
そもそもの比較対象が無い。
「嫌なら、他に行かれることをお勧めします」
と堂々と言える。
廃墟不動産投資は常に強気で運営できるビジネスだ。
他の一般的なビジネスでも、極度に価格以上のサービスを提供したり、
異常に安価で商品を売ったりすれば、
一切ペコペコしなくて良いし、
気を遣う必要もない。
精神衛生上、ペコペコするのは良くない。
そんなことしても、大して儲かるわけではない。
どうせなら、堂々と客とは完全に対等に、
価格以上のサービスを提供して、
ストレス無しで運営していくべきだと考える。
ペコペコしていると、しょぼいサービスだと思われるので、注意したほうが良い。
紳士的に、礼儀正しく、良質なDNAを放ちながら、
決してペコペコせず、堂々と自信ありげにサービスを提供する。
イメージすべきは、医師の方々だ。
医師は客(=患者さん)に長時間待ってもらい、高額の報酬を受け取りながら、
全くペコペコしない。
当たり前だ。
しかし、それでいて、かなり尊敬される。
ビジネスをやるなら、医師のようなシチュエーション作りが重要だ。
尊敬されるレベルでサービスを安価に提供すれば、ペコペコなんて全くする必要が無いのだ。
そして、医師のように、人にめちゃくちゃ感謝されるレベルで仕事すれば、
高かろうが安かろうが、ペコペコしなくて良い。
ビジネスとは、本来そうあるべきだ。
この飽食でバブルで好景気の現代において、
もう、乞食の人すらペコペコしていない。
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と読者様から報告がありました(なぜか更新が止まっています。。)
Comment
なるほど。それが出来れば言うことなしですよね。自分自身、自分が提供しているサービスに自信を持て!ってことでもありますね。