思考停止していない2%の中に入ろう(後編)
(この記事は2分半で読めます)
・例3 空港のポスター
他にも例を出します。
今は懐かしく思われる方もいらっしゃる、各地の「空港」にて、
国際線では薬物防止のポスターがよく掲示されています。
これを見て、薬物の持ち込みは絶対無理だと思われますか?
実は、なかなか見つけられないからこそ警告しています。
電車の改札で「切符を入れずに外に出ようとしても無駄だぞ!!」なんて警告するポスターは不要です。
なぜなら、切符を入れずに突破しようとしても、
扉が閉まったままで明らかに出られないからです。
つまり、本当に薬物を密輸できないなら、
「薬物を密輸しようとしても無駄だ!」
という警告ポスターは不要なわけです。
・例4 ジャパネット
他にも、通販の番組で、ひょうきんでかん高い声で、
「こんな商品が!何と20,000円!いやいや、さらにもう一セットお付けして、そしてそして!大赤字覚悟の!!9800円でご奉仕!!」
などと熱演されると、「おお~!!安い~!!」と感動して買ってしまう人が多数ですが、
そもそも、恐ろしく高額なテレビ放送枠を使って売っていて、
当然ながら、その広告費やタレントの出演料などが全て含まれるので、
かなり割高な商品であることは間違いありません。
10円のうまい棒でも、最初は200円と提示し、
後で2本98円と売り出したら安く感じるのと同じ理屈です。
そうした本質を見抜けない人だらけで、
この社会は形成されています。
このような例を挙げると数百以上にのぼります。
・「思考停止していない2%の中に入ろう」の記事のまとめ
物事の本質について、真剣に考えない人があまりにも多いです。
せめてこのブログをお読みになっていただいている、
私の知り合いの方々だけでも、ぜひ、
そうしたことに気付いてほしいです。
テレビなどのマスコミが流すことを全く疑わずそのまま聞き入れてしまう、
すなわち、1000人中999人が同じことを盲信するのは、
80年ほど前の時代にもありました。
「なぜ、マスコミは不安を過剰にあおるのか?」
「それは本当に大切な情報なのか?」
「総理大臣はそんなに悪い人なのか?」
「第三者にとっては無関係なはずなのに、芸能人の浮気や不倫を凶悪犯罪者のように執拗にバッシングする理由は何なのか?」
など、社会の事象の本質について思考してみることを強くお勧めしたいです。
このブログをお読みくださる方は、
世間離れした、思考の深い人にほぼ限定されていると思います。
もし一般の人が読まれたなら、
私は「頭がおかしくてイカれてる奴」として単に即決で認定されるのみですね。(written by 廃墟不動産投資家)