リスクばかり気にすることのほうが圧倒的にリスクである
今回は、〇〇したら逆に××になるという事例をいくつか紹介します。
まず、トラブルばかり気にすることのほうが圧倒的にトラブルとなることです。
トラブルを回避するために無駄な書類を求める企業や、
トラブルにならないようにあれこれ可能性の極小なことを異常に確認する人は頻繁に見かけます。
例えば、以前、私はカーシェアの車内に免許証を忘れたことがありました。
カーシェアの運営会社は、私にそのカードを返却するために、
身分証のコピーを添付する書類を求めましたが、
「それ自体が身分証だ」と私はかなり延々と論説しました。
トラブル防止のために書類をきっちり交わす必要があることを責任者が出てきて力説してきたので、
「トラブルを防止するために顧客を困らせること自体がトラブルなのだ」と解説しました。
次に、リスクばかり気にすることのほうが圧倒的にリスクとなることも多いです。
あり得ないリスクを見事なまでの想像力で考え出し、
その調査や対策について延々と質問する人や経費をかける企業が過半を占めます。
例えば、無料の物件なのに、その紹介者に倒壊リスクや建築構造などについて質問攻めする人は、
私が世に送り出した物件無料ゲットの世界でよく目にします。
3980万の家は黙って素直に購入するのに、無料の家であれこれ調べようとするのは不思議で仕方ありません。
〇〇したら逆に××になる、という事例は大量に思い付いてきりがないので、
あと少しだけ記しておくと、
「時間がない」と焦るほうがより時間を失うことになることや、
行動するために知識を入れていくとより行動できなくなることも挙げられます。
時間の件では、遅刻しそうなときにすごく慌てふためいて、
普段では考えられない忘れ物をしてさらに遅刻の時間幅を拡大させる人がいます。
行動の件では、交渉のマニュアルをたくさん勉強したがために、
実際の交渉時にはそのマニュアルが気になって臨機応変に自由に話せなくなるような状態です。
最後にもう少しレベルの高いことを記して終わっておきます。
人々の心や態度を観察していると、
恐怖の対象そのものよりも、恐怖でないものを恐怖に感じてしまうその心自体が恐怖である、
という事象がやたら目立ちます。
例えば、コロナに対する日本社会の異例づくめでトチ狂った対応です。
子供が一人でお風呂に入っているとき、お化けが怖くなる状態と酷似しています。
メディアが連日、もう10ヶ月ほどにわたり、あらゆる偏った情報を使って無知なる人々に恐怖をあおり立てています。
人々がTVに洗脳されて顔面を隠し経済活動を過剰に自粛することにより、
20人に1人が失業してしまう事態が訪れています。
新規感染する人は50,000人に1人程度なのに、
それを皆が恐れることにより、20人に1人が職を失うという、全く比較にならないほど恐ろしい事態を招いています。
そもそも、コロナで死ぬ人より、コロナの自粛や全員覆面社会で精神が病んで自殺する人のほうが統計上は遥かに多いです。
コロナそのものより、コロナを恐れることのほうが圧倒的に恐ろしいという本質を、
気付いている人はごく一部の医者や賢人、成功者ぐらいです。(written by 廃墟不動産投資家)