あなたの仕事でファンは何人ですか?
最近の自分の事業であった面白いことについて、コンサル生さんから尋ねられました。
正直なところ、いわゆる不労所得を本当に珍しく完全な形で体現できているので、
相談を受けることを除き、廃墟不動産投資と物件無料ゲットに関しては、ほぼ労働時間はゼロの状態がずっと続いています。
私のコンテンツなどが販売されていますが、それは取引先やスタッフさんが自発的にシステムを作っています。
私自身は自分の商品でありながら販売自体にはほとんど関与していません。
そうした状況の中、自分の事業であった面白い現象は、ときどき入居希望者が常連化することだと思います。
通常、賃貸物件を探す場合、誰もが立地・家賃・間取り・内装・設備などを考えます。
どういう人が大家なのか、貸主は誰なのかでは探さないはずです。
そもそもそういう検索方法が存在しません。
私の物件に一度入居し、転職や諸事情で退去した人が再び賃貸を探すとき、面白い現象が起きます。
その人達は、たいてい私の物件限定で探すのです。
もちろん、そんなに空き物件を抱えていないので、立地や家賃でどうしても合わないことも多いのですが、
まずは一番に私が貸し出している物件の中から探そうとされます。
完全にファンになっていることを実感できます。
その理由は、単純に家賃が安いことと、リフォームが自由であることに加え、
何もかもが柔軟過ぎる発想に支えられていることだと予想します。
先日も、私のアパート物件で、空いていた105号室をリフォームを始めようとしていたところ、
隣の106号室の住人から、「今の部屋は以前から雨漏りするから、移動したいなぁ」と言われました。
雨漏りをクレームで言ってこなかったことは不思議ですが、私からすると、
106号室の住人が105号室に移動してくれれば、
106の雨漏り補修も105のリフォームも省略できます。
なので、106の住人に105への移動を快諾しました。
間取りは同じですが、106の住人にとって105は端っこの部屋であり、
シャワー室も付いているので、リフォーム前の汚い状態でも喜んでいました。
また、本来は105のほうは106より家賃が高いので、それについても感謝されました。
そして、106の住人は「移動は嬉しいんだけど、住民票などこれからたくさん手続きしないといけないのが億劫だな。。」と言っていたので、
私は、「105のドアに106と書き、106のドアに105と書いていただければ役所の手続きも全て不要ですよ」と伝えました。
これについてはめちゃくちゃ感動されました。
おそらく、この方も、もし今後仕事の都合などで引っ越ししてしまったとしても、
いつか戻ってきてくれる可能性は結構ありそうです。
このようにして、賃貸経営というお客との関係が非常に薄いビジネスであっても、
しっかりと熱狂的なファンが生まれていきます。
最近の名言
美人に「美人ですね」と言うのは、カーテンに「カーテンですね」、ベッドに「ベッドですね」、
エアコンに「エアコンですね」と言っているのと同じだ。
2021 12 01 廃墟不動産投資家(written by 廃墟不動産投資家)