不動産業界の常識について
多くの人は、不動産を始めようとするとき、
自然と不動産屋さんに相談し、
不動産屋さんから知識を得ようとします。
もし、この記事を読んでくださる方が、
新たに不動産のビジネスを手がけようとされているなら、
知識を不動産屋さんから得ることは、
徹底して意識的に避けることをお勧めします。
私の記事をお読みになる方は、
おそらく普通の人とは違って、
世の真実や本質を理解されている傾向にあると思います。
一般的には、病気したときに医者に健康法を尋ねる人が多いです。
また、法律トラブルの回避法を弁護士に尋ねてしまう人も多いです。
不動産屋さんに不動産のことを尋ねるというのは、
医者に健康法を、弁護士に法律トラブル回避法を尋ねているのと同じことなのです。
それがなぜいけないのか、さらに分かりやすく例えると、
ラーメン屋さんに、「私は今、ラーメンかピザか、どちらを食べるか迷っています どちらがお勧めですか?」と尋ねることと、
マッサージ屋さんに、「肩こりでつかれているので、ほぐしてほしいのですが、我慢したほうがいいですか?」と尋ねることと、
同じだからです。
私の記事を今日初めて読む方もおられるかもしれないので、
さらに解説すると、ラーメン屋さんは客にラーメンを食べてほしいからラーメンをお勧めするし、
マッサージ屋さんは客にマッサージを受けてほしいからマッサージをお勧めするし、
医者は患者に病気がちになってほしいのでマスクや◯クチンを勧めてしまうし、
弁護士は依頼人に裁判してほしいので、
よりトラブルが深刻化するよう、
話せばすぐ済むようなことをわざわざ内容証明で相手方に郵送します。
それと同じく、不動産屋さんに不動産のことを尋ねてしまうと、
不動産屋さんは客に高額リフォームや売買や建物の解体やアパート新築など、
金のかかることばかり提案してしまいます。
商売なので仕方ありませんが、不動産屋さんから知識を得ると、
不動産屋さんにお金を払うべきことばかりが脳内に植え付けられます。
例えば、契約書は賃貸屋さんにお願いしないといけないとか、
入居者との連絡は管理会社に依頼しないといけないとか、
入居時には保証会社を付けなければならないとか、
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不動産会社の紹介を通して120万ぐらいかけないといけないなど、
儲からない業界の慣習や常識ばかりインストールされてしまいます。
不動産屋さんの言うことを聞くだけで儲かっている地主や投資家など全く存在しません。
儲かっていないどころではなく、
たいていの人が大損しています。
なお、そのことを自覚していない人がほとんどです。
無駄な知識を得るよりも、無知識のほうがはるかにマシです。
毒を食うより空腹のほうが健康的であるのと同じ理屈なのです。(written by 廃墟不動産投資家)