賃貸経営と廃墟不動産投資に将来的に迫り来る、静かなる危機 前編
賃貸経営が2016年の時点においては、楽勝だということは何度も述べてきた。
しかし、私が廃墟不動産投資を開始した2007年から数年前までは、「超楽勝」だった。
今は、単純に楽勝だというレベルで、超楽勝だとは言いがたい。
これは何を意味しているのか、、?
将来的には、「楽勝」が「やや楽勝」に変わり、いずれ、「楽勝ではなく普通」にまで厳しくなることが予想されるのだ。
なぜ、そのような厳しい状況が迫りつつあるのだろうか?
人口減や供給過剰といった新鮮味のない議論は脇に置き、
賃貸経営、とりわけ、
不動産投資をはじめ全ビジネスの中で最強利回りをたたき出す廃墟不動産投資が、
将来的に危機を迎えつつあることを軽くご説明したい。
理由は3つある。
まず、1つ目に、世間の論調とは裏腹に、住環境においてわが国は、「一億総上流社会」を迎えていることだ。
「上流」「中流」「下流」ではなく、「超絶上流」「超上流」「上流」に分かれるのだ。
すでにわが国の民衆はほぼ全て中流以上の暮らしを送っている。
これは、私がずっと「庶民の暮らしとはどのようなものか?」と研究を続けていて、深く理解したことだ。
どういうことかというと、例えばどこかのアフリカの国では、国王の邸宅でさえ、トイレにウォシュレットが付いているか微妙だし、
ましてやトイレのドアを開けて便座が自動で上がるなんて機能はさすがに付いていないと予想される。
アラブの石油王の豪邸でも、トイレで毎回便座に新しい紙が自動で排出されるという機能が付いているとは、想定しにくい。
それは文化の違いだろ、というツッコミはスルーさせていただきたい。
しかし、我が国の家庭では、それらの機能が標準装備されていることが非常に多い。
満員電車に毎日揺られて1時間40分かけて会社に通い、激安ランチの長蛇の列に並び、
夜は高架下の焼き鳥屋で上司の愚痴を言っているような、
しがない雰囲気のサラリーマンの細長ハウスの自宅には、
当然のごとくトイレにウォシュレットが付いていて、
しかもそれは温水だったりもして、
さらに毎回便座に新しい紙が自動で排出されたりもするのだ。
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このように、我が国で相対的に下流とされている庶民の住環境は、
トイレにおいてではあるが、
何とどこかのアフリカの国王やアラブの石油王の大邸宅をほぼ確実に上回っている。
汚い和式便所を簡易に掃除するだけでは、
いくら家賃を安くしても、なかなか入居してこない時代が到来しつつある、というわけだ。
Comment
中流・下流の人でも安くて快適な住居に住めるようになってきて世の中はどんどんよくなってきていますよね。
日本の未来は明るいですね。
古き良き時代で「昔は良かった」なんて言う人がいますけど昔より今の方が全然いいですよ。日本なんかついこの間まで戦争していてみんな貧乏で食べ物も十分なかったし物乞いはいるしでそりゃひどかったですよ。今では誰もが食事にありつけるのは当たり前。昔は金持ちしか行けなかった病院にも行けて科学も発達し娯楽も充実していて治安もよくて最高ですよ。現代の庶民は江戸時代のお殿様よりいい生活しています。
すごい!
私の言いたいことを代弁してくださいました!!
まさしくその通り、おっしゃる通りです。
マスコミは現代の世の中を地獄であるかのように喧伝してして、それに洗脳されている人が多過ぎますね!