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実質年収を考える ~お金は○○方が一番大切~ その2(その3まであります)

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前回からの続き

 

前回は年収2000万と年収1億の話をしましたが、

 

今回は年収200万と年収1000万に置き換えます。

 

 

名目の年収が、200万の人と1000万の人を比較するわけですが、

 

お金の使い方を含めた日々の暮らしの豊かさという、広い意味での実質年収で考えると、

容易に逆転してしまっているケースは、意外とよくあることです。

 

 

今は年収200万しかないけどもは、人間性が明るく爽やかで、

 

一緒にいる人を和やかにさせて、頻繁におごってもらっている人だとどうでしょう?

 

 

初対面の人にもご飯を食べさせてもらえ、習慣的にヒッチハイクのノリで車の中の人に話しかけ、

 

目的地まで一緒に乗せていってほしいことをさりげなくお願いし、移動もタダとなることが多い。

 

人にマッサージしてもらうのも、泊めてもらうのもタダなので宿代が要らない。

 

中古品とはなるが、乗用車、高級な服、各種の日用家電や家具もタダでもらうことができる。 

 

年収がわずか200万といっても、たまに自宅でネットビジネスを手がける程度で、

 

週に1~2日ぐらいしか働いていない。

 

そのため、常に自由で、しかも多くのことがタダとなるので、

 

ひもじい思いはほぼ皆無。

 

さっきは、

 

「私は深刻な急用ができて、沖縄へのフライトを泣く泣く中止するんだけど、君は暇そうだから、よかったらチケット使ってくれる?」

 

という連絡が来た。

 

さあ、突然だけど明日からは沖縄でしばらくバカンスだ。

 

所持金は、、「5,000円ぐらいでいっか」。

 

 

半面、年収は1000万あるけども、かなりお金に苦労して貧しい日々を送っている方もおられます。

 

 

高級車と住宅ローンで毎月かなりの出費があるが、

 

周囲があまりお金持ちではないために、年収1000万でも富裕層という気分になり、

 

欲しくもないのに高級腕時計を購入し、そんなに興味もなく高級クラブにも行ってしまう。

 

しかし、マスコミの報道に影響を受けて、不必要に将来への不安を持っていて、

 

世帯で必死に貯金をしている。

 

そのため、奥さんから細々と支給される小遣い制で暮らしていて、

 

そこから高級腕時計と高級クラブの費用を差し引くと、いつもお財布の中と銀行残高はゼロに近い。

 

必死にポイントカードでスタンプを集めていて、200個貯めたら500円引きなのだが、

 

まだ50個ぐらいしか貯まっていないので、道のりの遠さにふとため息が出てしまう。

 

昨日は、アルバイトの店員がそのスタンプを押し忘れた。

 

「オイッ、スタンプ押してないだろ!!どういうことだっ!!」

 

と明らかに新人っぽい女子大生についつい怒ってしまった。

 

「格好悪い大人だな。。」

 

と不健康で安物のハンバーガーを頬張りながら、軽い自己嫌悪に陥る。

 

「おっと、もう行かなくっちゃ。」

 

年収1000万と引き換えに、仕事は過酷で激務。

 

ゆっくりランチする時間の余裕がない。

 

 

上記の例で、年収200万の人と年収1000万の人と、どちらが豊かに暮らせているでしょうか?

 

 

実質の年収だと、確実に逆転していると思われます。

 

 

もっとわかりやすく例を考えましょう。

 

 

同じく、名目年収が700万のAさんとBさんがいるとします。

 

 

女性と食事する際に、Aさんは毎回、その女性の日当を支払わなくてはなりません。

 

 

しかも飲食費用も全て負担する必要があります。

 

 

Bさんは逆に、全部おごってもらえるとしたら、名目は同じなのに、実質はかなり差があるということになります。

 

 

このケースだと、Aさんが好かれていてBさんが嫌われているならつじつまが合いますが、

 

もし好意のレベルが同程度だと仮定するなら、

 

名目は同じなのに、実質はかなり差があるという結論となります。

 

 

次回は、日常生活において、お金の有効な使い方を記します。

 

 

「好きでもないのに高級腕時計を買ってはいけない/興味ないのに高級車に乗るな/格好つけて味もわからないのに高級ワインを飲むな/何していいかわからないからという理由で高級クラブに行くな」

 

というNEO financial planning理論はすでに説明済なので、それ以外のことを記述します。

 

 

次回へ続く

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