風呂無しボロアパートに上場企業を誘致すべき理由
多くの人々は、「得すること」と「損得無しの現状」だと後者を選んで、思考が非常に非合理です。
例えば、台風の被害を受けても数百万の保険金を申請しないことが分かりやすいです。
地味ではあるものの、これはすごい行動原理です。
これを理解しておくと、たくさん利益を得られて経済的には楽勝過ぎる人生となり、
ビジネスを成功させるのも簡単になります。
よく似た現象についてはこの記事 に詳しく説明しています。
ほとんどの大衆とともに、不思議なのが現在のホワイトカラーの企業です。
得することより損得無しの現状を選んでしまっています。
これだけテレワーク・在宅勤務・オンライン業務が中心になっているのに、
企業がほとんど引っ越さないのはすごく不思議です。
経費縮減や利益に興味ないのでしょうか?
それとも、補助金や給付金でどの企業も経営が簡単になって、
わざわざ家賃を減らすための引っ越し作業が面倒なのでしょうか?
6000万の補助金や無利息の無限融資も出ているので、
確かにどんな適当な経営でもなかなか赤字にはなりにくいですが、
やはり、そもそも今では不要となった一等地の広いオフィスの賃料、
すなわち、家賃という固定費を激減させることの重要性について、経営者なら理解してほしいです。
この理屈は頭の良い人なら分かるはずなので、
これを教えてあげるのは廃墟不動産投資やボロ屋投資を手がける人の役割かもしれない、というのが今回の記事です。
私は、コロナなど2019年以前から普通に存在する単なる風邪であり、感染予防のための在宅勤務は不要だと考えていますが、
そもそも、家で作業できて会議が可能なら、元から会社に集まる必要はなかったことが判明しました。
ただ、それではコミュニケーションや交流が不足する、
平たく言えば単純に寂しいから、月に数回は集まって顔合わせしたり食事に行ったりするのが血の通った人間だと思います。
ただ、その場所はオフィスではなく外です。
飲食店でも河川敷でも温泉宿でも構いません。
さすがに社員1万人の大企業が普通の一軒家に引っ越すのは非現実的ですが、
駅前の雑居ビルで社員10~20人ぐらいのホワイトカラーの会社なら、
2Kのアパートや3LDKの小さな戸建てへ引っ越せるはずです。
コロナ騒動の有無は関係なく、客が訪問してこず、オフィスの外観が事業に影響しないなら、
駅前でなくても、1時間にバスが1本の郊外で十分です。
空き家でもボロアパートでも使えますし、オフィスなので風呂無しで問題ありません。
これも頭の柔らかい経営者なら理解できる人は多いはずです。
現に、ツイッターのフォロワーやYoutubeの登録者数が多くホームページが充実していても、
オフィスは地方の築古マンションの一室という合理的な優良企業もすでにコロナ前から存在しています。
美容室や飲食店など物理的に客と対面する商売でない限り引っ越しするのが理にかなっています。
こうした観点で、賃貸経営するには一般企業の経営者に引っ越しを促して、
個別的に営業していくことも重要です。
特に、好立地で風呂無しの飲食用店舗は、今後は会社のオフィスに転用すべきです。
ちょっとした金持ちなら買収できそうな、時価総額が激安の上場企業
上場企業でも時価総額10億未満の会社なら家賃7万の戸建てに引っ越ししてもおかしくないと思います。
先月に入居者が老人ホームに入った直後のボロアパートの空き部屋に、
売上5億・利益1億の完全オンライン会社が移転するのも面白いです。
社員が10~20人程度の中小企業のオフィスなら、コロナは関係なく、社員は月1程度、気分転換で出社し、
デスクは2~3人分で足ります。
そして、交流のために月1程度、みんなで集まって飲んだり語ったりパーティーすればいいと思います。
若い人は会社の飲み会が嫌だったと思いますが、月1なら逆に寂しいから行きたくなる人は多そうです。
強制ではないので、引きこもり体質の人はずっと家にいてもいいわけです。
東京の会社が岐阜や京都に移転するのも全く問題ありません。
東京の会社が沖縄のボロアパートと北海道のボロ戸建てに分散して移転し、
3ヶ月に1回の出社を推奨し、その旅費を経費で出してあげれば普通に遊びとして喜ばれそうです。(written by 廃墟不動産投資家)