ポイントカードを捨て、節税書類を作らず、キャンペーン情報を無視すべき理由
私はもう太古の昔過ぎて全くそのときの情景や環境を思い出せないほど遠い過去に、
支出において1000円未満の数字は0円と同じである、という自分が考案した理論を記事に書きました。
自分が考案したので、その1000円理論は常日頃から実践しています。
先日も、ある公共施設が主催するイベントに顔を出したとき、
不真面目で非常識なことには一生関わりのなさそうな公務員のスタッフさんが保険代として15円を徴収していたので、
1000円を出して、「お釣りは要らないです」と言ったら、
ものすごく驚かれ、あたかもアラブの石油王のような扱いを受けました。
1000円未満の数字など人生に一切影響を与えないので、
愚直に、釣りを受け取ったり、それを収納したり、相手に無駄な事務を与えたりしたくない、
という合理的かつ誠実な気持ちで、リアルに15円も1000円も0円だと思いました。
しかし、それはあくまで支出の話です。
先日、私は個人的に痛恨のmistakeを犯しました。
パリのおしゃれ過ぎる百貨店での話なのですが、
私は日本円で計算して30,000円のサングラスを買いました。
税金の還付として1割の3,000円が返ってくるので、
事務カウンターで手続きしようとしたら、領収書に不備があるので、もう一度購入した店に行くよう言われました。
そして、再び事務カウンターに戻ろうとしたら、
あれこれ時間が取られ30分も経過していました。
次に向かう遊び場への列車の時刻が近付いてきています。
私はふと気付きました。
「なぜ、自分はわずか3,000円のために列に並んだり、6階と1階を何度も往復しているんだろう?」
「1000円未満の数字は0円と同じである」の理論から、逆に、
「1,000円以上の数字は重要である」と私は無意識的に囚われていたことに気付きました。
私はたかだか年収0.3億の、自分の周囲や成功者や億万長者さんから見れば収入面でかなりのザコなのですが、
あまりに働いている時間が短いので、推測するとおそらく時給は530,000円ぐらいで、
その意味において超一流の経営者と同じぐらいの戦闘力を持っています。
そんな自分がたった3,000円のために気をもんだり時間を浪費したりしているのは極めて非合理で頭の悪い判断でした。
そこで、今後は一生、海外でショッピングした後の10%の税金還付は受けないことに決めました。
もし150,000円の物を買い、15,000円が返ってくるとしても、無視します。
私は、「1000円未満の数字は0円と同じである」という理論以上に重要で、
人生においてもっと大きな意味を持つ思考を、実はすでに確立していました。
人生における時間の使い方をmatrixで4つに分けます。
縦軸は楽しいかどうか、横軸は儲かるかどうか、です。
楽しく、儲かることは、やります。
楽しく、儲からないことは、やります。
楽しくなく、儲かることは、迷います。
楽しくなく、儲からないことは、やりません。
具体的に例を挙げると、
楽しく儲かることとは、サーファーが趣味でサーフィンして、
サーフィンを覚えたい人からお金をもらうようなものです。
楽しく儲からないこととは、温泉好きの人が温泉に入っているようなものです。
楽しくなく儲かることとは、助成金とか保険金の申請などです。
楽しくなく儲からないこととは、LINEで一言で済むのにわざわざ請求書を印刷して郵送することなどです。
人生を構成する時間は、楽しくて儲かるか、楽しくて儲からないかの2つの行動で占められているべきです。
楽しくないが儲かることは微妙で迷うところですが、
楽しくないし儲からないことは完全に無意味なので、人生でゼロにすべきです。
だから、つまらない仕事で安月給の人には、その仕事をすぐ辞めるようにアドバイスしています。
他人に迷惑はかからないですし、安月給とは残念ながら重要度が低いから、代わりの人はいくらでもいます。
税金還付の手続きで3,000円を取り返すのは、「楽しくなく儲からないこと」に該当するので、
最初からスルーすべきだったのです。
他にも、例えば、ポイントカードを所有して支払い時に差し出す行為など、
楽しくなく儲からないことです。
ポイントカードなど最初から持つべきではないのです。
すなわち、どんな人でも、ポイント還元とかキャンペーンへのエントリーで名前など入力する時間を、
楽しくて儲かることか、楽しくて儲からないことへの妄想や作業に費やすべきなのです。
今、20歳の人も30歳の人も、40歳の人も50歳の人も、60歳以上の人も等しく、
残りの人生は100年を切っています。
いにしえの時代、あるアーティストが「どうせ千年もない人生さ」と言って踊りました。
自分が好きで決めたその瞬間と、明日があればそれでいいんです。
私の場合は1階でサングラスを買って、その領収書を持って最上階の6階へ行って、
行列に並んで3,000円を戻してもらうことより、
サングラスを買った直後に外に出て、さっきまでとは違った雰囲気の自分とおしゃれな街を楽しめばそれで良かったんです。
この私の論文を理解できてもなお、
「そうはいっても生活が~」とつい思ってしまう人は、
結局はずっと、楽しくないし儲からない日々を続けてしまいます。
楽しくないし儲からない生活を送ることは、何と、監獄で暮らしているのと寸分違わず同等です。
数年前から謎の宗教に毒された我が国では、
お店でいちいち、「袋は有料ですがどうなさいますか?」とパーフェクトに無意味なやり取りが発生します。
そこで、わざわざカバンにマイバッグを用意し、コンビニで袋をもらわない人が多いです。
しかし、マイバッグを用意したり、それを管理する時間のほうがもったいないです。
10円も5円も3円も1円も、これはリアルに無料と同じです。
どんなに貧しい人でも、5円とか3円は全く人生に影響しません。
チリも積もれば山となる、ということわざがありますが、現実的には、
チリは積もりませんし、どんなに積もったところで消しカス程度の大きさで終わりです。
コンビニで10円だろうが5円だろうが袋をいつももらうことは、貧しい人ほどすぐ実践すべきお勧めな生活習慣です。(written by 廃墟不動産投資家)
Comment
めちゃくちゃ共感できる内容でした!
「このことはどれだけ人生に影響あるか?」
を考えて生きていきたいと思えました。
重要だけど緊急でないことに時間をかけて積み上げていきたいとも思える内容でした。
自分の行動と一致しているところも多く、間違ってなかったと勇気をもらえます。
いつも役立つ記事をありがとうございます!
はい、ありがとうございます!!