賃貸の椅子取りゲームが始まっている(後編)
中編からの続き
私は以前から、高級クラブに通って高級腕時計をつけて高級タワマンに住んで高級車に乗る暮らしなら、
最低でも月に数百万以上必要だと言ってきました。
逆に、高級クラブ・高級腕時計・高級タワマン・高級車の4つの見栄を手放せば、
自由に遊んで楽しく暮らすのは月150万ほどで十分であることも説法してきました。
しかし、月100万の場合、自由に遊んで楽しく暮らすこと自体が不可能です。
一般庶民よりはある程度豊かには生きられるものの、
ぜいたくはできずときどき我慢が付随する日々に堕してしまいます。
すなわち、賃貸経営で生み出す月100万に、あと50〜100万は加えなければなりません。
椅子取りゲーム社会となる日本で、今後は賃貸経営だけでなく、
コンテンツ・サロン・スクールなど不動産の稼ぎ方を教える仕事も、
類例のないスピードで競争過多が進んでいき、あまり将来性がありません。
やはり、物件マイナス円ゲットが、これからの不動産ビジネスの唯一最強の光であると私は認識しています。
山や畑やボロ屋や小規模集落だけではなく、ビルやマンションやアパート、さらには中規模集落や村など自治体ですら、
物件マイナス円ゲットの対象に入ってくるような未来をおぼろげに描いています。
私がビジネスの神と崇めるマイナス円ゲットの異常な達人・永野氏が群馬で仕入れた超広大な土地には、
ちんこ岩などいくつかの珍観光名所が含まれていました。
観光名所がマイナス円ゲットできるなら、いつの日か、村や自治体も仕入れられるはずです。
10年前、 物件無料ゲットや物件マイナスゲットは荒唐無稽なファンタジーとして一笑に付されたものですが、
私は「20年後にはそうなる」と予言していました。
実際、その未来は20年後ではなく10年後に到来しました。
3年前は、3年後に日本人の99.9%が永久に無意味に顔の3分の2を隠し続けて生涯を送ることになるとは、
ほとんど誰も予想できませんでした。
今から10年後、自治体レベルの村などの大規模集落を無料とかマイナスゲットできるようになると予想することは、
そんなにぶっ飛んだ話ではありません。
ちなみに、私は、今から10年後の日本について、
「恋愛のレア化による異常な少子化」「国民のほとんどがガスマスクして手袋」「街からゴミ箱が完全に消滅する」「日本民族の海外旅行は超セレブ限定」
などすりガラス越しに未来を眺めています。
話を戻しまして、田舎の古い家を月1ペースでマイナス50万でゲットしていくと、年間600万です。
「賃貸で月100万・マイナスゲットで月50万」が、私が提唱する未来の最先端の不動産投資です。
残念なことに、不労所得は月100万のみで、労働所得が月50万ほど必要となります。
マイナスゲットするのはなかなか不労所得に組みにくいのですが、
いずれ、マイナスの幅が大きくなると予想します。
例えば、国内の恋愛市場の衰退により、季節に1回、ラブホテルをマイナス300万でゲットしていくと、
年間1200万です。
そんな不動産ビジネスももはや現実的に考えられます。
ボロ系不動産は廃品回収業の家バージョンへと変化します。(written by 廃墟不動産投資家)