人口減少と空き家激増と不動産投資に関する論文 第4回(全5回)
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前回、人口の減少による賃貸経営の悪化は、訪日外国人観光客によって十分解消される、という記事を書いた。
しかし、あくまで予測なので、
「予測が低いほうに外れたら、どうするの?」
という懸念を持つ方もおられるだろう。
そもそもの話で、賃貸経営が今後も、楽勝状態を継続する理由がある。
現在は、「貸したい人10人 借りたい人10人」だ。
これがもし、物件が20%増え、人口が20%減ってしまった場合、
「貸したい人12人 借りたい人8人」となり、入居者を獲得するのに1.5倍の競争率となってしまう。
しかし、そんな場合でも、実質は
「貸したい人12人 借りたい人8人」 → 「貸したい人4人 借りたい人8人」
で楽勝状態が継続するのだ。
それはどういうことかと言うと、
そもそも、「貸したい人」のうち、3分の2ぐらいは地主系・旧来型大家であるのが理由だ。
これらの方々は、賃貸収入よりも相続税の節税に興味があり、
トラブルをとても嫌う。
変な入居者を入れるぐらいなら、空室を「維持」したいのだ。
空室率を「高めれば」、相続税の評価が下がる云々と言って、
あまり貸そうとしない。
また、入居希望者が地主系・旧来型大家の物件を借りようとしても、
「賃貸会社」「保証会社」という2つの大きな壁を突破せねばならない。
煩雑な書類、あれこれ請求される諸費用、そして、無職・貯金なし・保証人無しだと審査が通らないシステム、、
最も厳しい審査では、入居するのに「上場企業の正社員 しかも保証人たる親も現役の上場企業の正社員」でないとダメだったりする。
だから、現在より人口が減って、新築がどんどん供給されたとしても、
そもそも賃貸経営はずっと楽勝なままだ。
我々、「不動産投資家」は、世の中に存在するビジネスのうち、
最も儲かりやすい、楽勝なフィールドで活動しているのだ。
だから、何も知らない私ですらメチャクチャ稼げるのだ。
さらに、あるデータによると、「現在より人口は今後どんどん増えていく」という見方が可能だ。
しかも、勢いを強めて増えていく。
これはすごいことだ。
「人口減少」=「入居者減少」じゃない。
「人口は減るのに、入居者は増えていく」という、奇妙な現象が今まさに起こっている。
続きは第5回で!!