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工務店の経営者と職人 ~前編~

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私の身の回りで起きた出来事や私自身の経験を、織り交ぜてフィクションにして話したい。

 

ある街に、職人を喜ばせる鬼経営者と、職人を泣かせるぬるま湯経営者がいた。

鬼経営者は、工事を職人に依頼するとき、請負金額と納期に厳しい。

特に、請負金額については元々厳しい金額であるうえに、何があっても全く譲らず、職人にとっては経済的に過酷な現場となる。

職人が「畳をめくったら想定外の腐食が見つかった」と請負金額の追加を申し出ても、

鬼経営者は「畳をめくったら想定外にきれいだったこともあるだろ」と言って取り合わない。




一方、ぬるま湯経営者は、職人の言うことに何でも従う。

請負金額はあって無いようなもの。

職人は「工期が延びたから日当の追加をお願いします」「お客さんから新たな指示を出された」などと言って(それらは本当の事なのだが)、

どんどんぬるま湯経営者に請求を出す。

工期も延ばせば延ばすほど追加の日当がもらえるので、

職人たちはどうしてもゆっくり工事してしまう。

職人を喜ばせているのはぬるま湯経営者で、職人を泣かせているのは鬼経営者ではないか?と思われるかもしれない。

 

後編に続く

 

 

 

 

 

 

 

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